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対ロッテ戦(10/20~22)

20日の昼、2010年代中盤の低迷期を支えてくれた髙橋朋己投手が引退発表をしました
開幕から4戦連続でセーブを記録するなど、ライオンズファンの心に「朋己で打たれるなら仕方ない」と絶対的な信頼を植え付けた稀代の左腕は、怪我に泣いて引退することになってしまった……
43番を朋己のために空けてくれていたナベQさんの思いに報いることはできなかったけれど、最後まで復活を諦めずにがんばってくれたことはほんとうに嬉しく思う反面、引退登板が無観客の二軍戦であることにとてつもない寂しさを感じてしまう
できることなら来年以降、コロナが落ち着いてみんなが心おきなく観戦できるようになったあとに、1日限定契約で43番をつけて西武ドームで投げてほしいと切に願います
ともあれ、お疲れさまでした髙橋投手! これからは裏側からライオンズを支えてください!

 

 第1戦 L2-1M W:増田 L:益田
西武先発の髙橋光成は7回までを被安打3の3四球とほぼ危なげないピッチング。一方のロッテ先発石川も、2回に二死から四球と2つのエラーで満塁、3回に無死13塁という大ピンチを背負うも後続を断って無失点投球
試合が動いたのは7回、一死から外崎のヒット、続く山野辺の素晴らしいエンドランで一死13塁の好機を作ると、金子の打席で山野辺は初球スチール。その後金子の犠飛でついに先制!
8回は朋己の弟子、平良がピシャリと抑え、9回は同期の増田! この日は絶対に0で帰って来い! というのがプレッシャーになってしまったのか、先頭へ四球を出し、犠打で送られた後死球を与えてしまい一打同点のピンチ……で代打福田を三振に切って取ってこれで勝てる! と思ったら、続く田村に決め球のスライダーをおっつけられて同点に……
それでも勝ち越しは許さない増田も凄いけど、この日ばかりは三者凡退で帰ってきてほしかった……
そして9回の裏。相手守護神益田はあっさりと2死を取り(でも木村のレフトライナーは惜しかった……!)、これは延長か? となったところで外崎の意地のツーベース!
そしてベンチは山野辺にすべてを託す……も、二塁とライトの間にフラフラっと上がるフライで万事休す!
……これをこの回から二塁守備についた西巻と、ライトマーティンが交錯! ボールはこぼれる間に外崎がホームを駆け抜けて、奇跡のサヨナラ勝ち!
できれば「髙橋」光成が勝って、同期の金子が決勝点、弟分の平良が繋いで、同期で同じ年の増田がバチっと締めて欲しかった。でも、勝てないよりはいい!
ただ、終盤にきて増田が疲れからなのかパフォーマンスが落ちてきているのが気にかかるところ。今年ここまでセーブ失敗は2しかないとはいえ、今は1点差でも安心して任せられる状態ではないかなというのが正直なところ。まあ、守護神としてとんでもないプレッシャーの中で戦ってくれているのだから、終盤に疲労困憊となってしまうのも仕方ないのだけど……

 

 第2戦 L2-1M W:増田 L:益田
西武先発の浜屋は6回まで散発2安打の無失点と、見違えるような投球を見せる。それに応えたい打線は4回、ロッテ先発のチェンから先頭の源田がヒットで出ると栗山の進塁打で2塁に進み、メヒアのタイムリーでホームを駆け抜け、連日の先制!
しかしチェンもさすがはベテラン、それ以外は大きく崩れることなく6回を被安打5の1失点で切り抜ける
対する浜屋は自身初の7回のマウンドに上るも、連打で無死13塁のピンチを背負ってしまう。できれば0で抑えたいところだけど、3塁ランナーは俊足の和田。チームは1点よりもアウトカウントを選択し、マーティンを注文通りのショートゴロ併殺に切って取る。ただ、その際にマーティンが懸命に足をのばした結果足首付近を負傷。自力で歩くこともできず、背負われてベンチに下がったところを見ると重傷なのかな……あまり重くないといいのだけど
その後西武は8回に一死13塁という好機を作るも、メヒアの3塁線への痛烈なライナーをロッテ安田が好捕、そのまま3塁ベースを踏んでまさかの併殺……。とはいえ金子も飛び出してはいなかったし、これは安田選手が素晴らしかったというほかはない
投手陣は8回森脇9回増田がしっかり0で抑える(ただし、増田は二死から連打で13塁を作られて、3アウトめもフェンスギリギリだったけど……まあ抑えればよし!)
そして9回裏、先頭の外崎が四球で歩き、おかわりに代わって出た呉が意地のスリーバントを決め、続く木村が死球で一死12塁。打席は代打森! ……は、バットをへし折られてセカンドライナー……
しかし前日のヒーロー山野辺が、今度はしっかり打ち返してライト前にタイムリー!
前進守備のライト福田からの好返球もあって微妙なプレイではあったけれど判定はセーフ、すぐさまロッテ側がリクエストをするも、外崎の指がタッチよりも早くホームベースに触っている映像がバッチリ出ていて覆らず! 山野辺は、今度こそ誇れるお立ち台に
投手陣は3人で1失点、浜屋はHQSと素晴らしい結果を残していただけに、できれば勝ちを付けさせてあげたかった。それだけ今の西武打線は湿っているという証拠でもあるのだけど、それでも勝利を掴むことができるだけの粘りと意地を、ここ数試合で見せてもらっている
でももっと打ってくださいw

 

 第3戦 L7-4M W:ニール S:平良 L:小島
西武は初回に一死13塁から栗山の犠飛で先制。対するロッテも3回にレフト外崎の後逸をきっかけに一死3塁から藤原の犠飛で同点
しかし4回裏、外崎のツーベースをきっかけに二死3塁のチャンスを作るとスパンジーが勝ち越し2ラン!
さらに5回には二死13塁から外崎が久々のアップルパンチ3ランでさらに突き放して5点差に。勝ちパターンを投入せずにこのままいけるか? と安心したのもつかの間……
6回にマウンドに上がったギャレットが、運の悪い内野安打2つとクリーンヒットのタイムリーツーベース、さらにエラーも絡んで3点を失ってしまう。とはいえ内野安打は完全に打ち取った当たりがいいところに転がってしまった結果だし、1点はともかく2点目3点目はエラーのせいなので、結果ほどには悪くなかったと思う
西武は7回に宮川、8回に森脇を投入して0で抑え、8回裏には代打山川のあわやホームランかという犠飛で1点を追加、9回はこのところピリっとしない増田に代わって平良が抑えてゲームセット
ロッテ先発の小島と非常に相性のいい外崎がサイクルヒット未遂の大活躍をした一方、木村と山野辺はノーヒット。木村は儀打を1つやったけれど、7回二死満塁、しかも2四球1死球でもらった満塁機で三振と、ちょっと見せ場はなかった……
一方の山野辺は、打撃はダメだったものの守備では躍動。7回には一塁ライン際ポトリと落ちそうなところを長躯好捕、8回には無死1塁からフィールドビューシートに飛び込もうかという打球をこれまた好捕。ネットにのしかかるような形になっていたので一塁ランナーの福田がタッチアップを仕掛けたのを見逃さず、セカンドへ送球、併殺に取って森脇を助けた。それだけに8回の打席で山川に代えられてしまったのは残念だったけど、まあ打撃の内容はちょっと……だったので仕方ないのかな
投手陣は、ニールが初回から球が上ずっていたものの、締めるところは締めるというかロッテの早打ちにも助けられて5回を67球、被安打6の1死球で1失点に抑える。球数的には6回はいけると思ったけれど、やはり危ない投球が多かったから代えたのかな
また、今季初めてクローザーを任された平良は、最初のふたりに対してストレートが抜けてしまっていた。セーブシチュエーションで、髙橋朋己の「Follow Me」が9回に流れるという胸熱すぎる展開に緊張しちゃったのかな? それでも3人目以降はある程度しっかり制球を戻して、四球のひとりだけできっちり抑えて今季初セーブ

 

ということで、2位ロッテとの戦いは3タテで3位浮上&2位とのゲーム差を3に縮めることに成功!
ソフトバンクがまったく負けないのでリーグ優勝の可能性は0だと思うけれど、金曜からのソフトバンク3連戦を勝ち越せればCSも行けるかもしれない
ただ、木曜は7点取ったけれど、それ以外はずっと得点できないというかヒットがあまり出ない状態なので、ただでさえ手ごわいソフトバンク投手陣に対してどこまでやれるか、という心配はあるわけで
それでも、ちょっと連敗するとまたBクラスに落ちてしまうような場所だし、とにかく粘って勝利を掴んでいきたい!