対楽天後半戦（８／１４～１６）
辻監督が就任以来最悪の７連敗。借金も８になって下位に低迷。木村と山川のケガ、森の打撃不調、先発投手陣の崩壊……ネガティブな要素を挙げればキリがないけれど、言い換えればここから下にはいかないということ。それもこれも連敗を止めてからにはなるけれど……
第４戦 Ｌ１３－８Ｅ Ｗ：今井 Ｌ：津留崎
西武はニール、楽天は則本と言う開幕投手同士の投げ合いは、戦前の予想を大きく覆して、両者ともに３回６失点ＫＯという結果に
３回までは両チームとも毎回得点、両チームともに二桁安打、西武は先発全員打点と色々盛りすぎな結果ではあったけれど、１点ビハインドの５回に連打を重ねて一挙６点を取った西武が打ち勝った格好に
ただ、楽天に４本のＨＲを許したり（うち３本はニールだけど……）と、投手陣にはまだまだ課題が多かった。大量リードで勝ちパターンをつぎ込むあたりに、チームとして絶対に落とさないという気合は見て取れたけれども
攻撃陣は、久々にヒットがつながっての大量得点ができて、全体的に打棒も上向いてきているのかな？ という印象。若手の高木が自身初の猛打賞を記録して、ここから対策されていくのをどう跳ね返していくのか、あるいは叩き落されるのかがポイントになってきそう……それよりも高木の場合は守備が課題だけど
メヒアはこのシリーズずっと好調で、足首に不安のある山川の代わりにしばらく４番でもいいんじゃないか？ というかんじ。山川も（ノーヒットではあったけれど）しっかりスイングはできているので、あと何日か休ませて不安の残らない状態で出場してほしいとは思うんだけど……
第５戦 Ｌ３－３Ｅ
前回登板でいいところを見せていた西武先発の松本がこの日も躍動。なんと７回を１安打無失点に抑えるほぼ完ぺきな内容。四死球も序盤に３つとされほどでもなかったし
ただ……攻撃陣が初回に３点を取ったものの、その後のチャンスをことごとく潰してしまったのが結果的には響いた格好
８回はギャレット、９回は増田と盤石の継投で連勝を掴みに行ったものの、その両者が失点して延長戦に突入。１０回は平良が抑えるも、サヨナラ勝ちはできずに引き分け……
「松本を８回も投げさせるべきだった、何なら完封狙いで最後までいかせるべきだった」という声はわりと大きかったのだけど、主戦投手としての成長を促すためにはそれもありかな……という思いはありつつも、灼熱の西武ドームで無理をさせて倒れられたら大変だし（奇しくも、おかわりが試合前練習後に熱中症で病院へ行ったし……）、今季ここまで圧倒的な成績を残しているギャレット増田で確実に勝つというのはある意味当然の選択
ただ、ふたりとも１週間空けてからの連投でコンディション作りが難しいところだったのと、たまたま状態がよくなかった日が重なってしまったというだけのこと。ここまで勝ち試合をしっかり閉じてくれていたふたりに対して文句なんかあるはずもない。極論を言えば、ふたりが投げて負けるならそれも仕方ない、というぐらいには信頼しているし
ただ、最高のパフォーマンスを見せてくれた松本は本当に残念だったと思う。それでも試合後に笑顔で選手を出迎えていた松本は本当に素晴らしいよね
第６戦 Ｌ１１－１Ｅ Ｗ：本田 Ｌ：福井
おかわりが前日に続いての欠場、高木は前日の試合中に足首を痛めて抹消と、西武にも怪我人が増えてきた印象。ただ、衝突で腰を痛めた木村も戻ってきたし、高木の代役として西川がプロ初昇格もしたので悪いことばかりではないかな
試合は２回に金子鈴木の連続タイムリーで先制、３回には栗山の３ラン（完璧！）とスパンジーのタイムリーで４点を追加、４回には山川のソロで追加と好投を続けながら勝ち星に恵まれない本田を助けた
その本田は５回１失点。ただ、浅村を２打席連続三振に切って取るなど、ここぞというところでギアを上げられていたのは好印象。あとはもう少し長いイニング、球数を投げられるようになれば
この試合は他にも、途中出場の柘植と西川にプロ初ヒットが飛び出したり（西川は初打点も）、苦しい状況ではあるけれども、少しづつ状態が上向いてきているのを感じられた
ということで、後半戦は２勝１分。６連戦で考えれば２勝３敗１分と負け越したけれど、連敗前からのチーム全体での打撃不振が解消されつつあるな、と感じさせてくれた
おかわりの熱中症と山川の足首は心配だけど、楽天戦ではメヒアが爆発してくれたし、高木、西川の新外野手も躍動してくれて来週からのオリックス戦に誰を出そうかって嬉しい悲鳴
足に不安の残る山川はもう少しＤＨとして一塁はメヒア、開幕から好調をキープしている栗山はできるだけ外したくないのでレフトで、守備的に金子は外せないのでセンター。ライトを鈴木将平、西川愛也、木村、スパンジーで争う格好になりそう
山川が一塁に復帰したあとは栗山とメヒアどっちをＤＨで使おうかってこれもぜいたくな悩みだよね！
