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対ソフトバンク後半戦

火曜から木曜の3連戦は1勝2敗でビハインドを背負った状態からの後半3戦。辻監督は「6連戦はとりあえず五分で切り抜けられれば」と言っていたけれど、だとするならばこの3戦で2勝がマストになる。いまいち波に乗り切れていないソフトバンクとはいえ3年連続日本一のチーム。さてどうなるか……

 

 第4戦 L7-4H W:ギャレット S:増田 L:岩嵜
先発は負けない男ニール。西武は初回に山川の2ランで先制、3回に1点を返されたその裏に山川の2打席連続弾で突き放しにかかる
その後ニールは危なげない投球で6回まで0を並べる……のだけど、7回一死1塁の場面で、併殺(ないし2塁封殺)を焦った山川に痛恨のエラーが出て13塁、盗塁を挟んで四球で満塁としたところで降板(98球)
一死満塁でマウンドに上った小川と平井は勢いを断ち切れず、3点を失って逆転を許す。この時点でニールが負け投手に
その裏は嘉弥真にピシャリと切られ、このまま終戦か……というところで8回表のマウンドに上がったギャレットが圧巻の三者三振。しかも要した球数はたったの11球
これで打線にも火が付いたのか、8回裏に岩嵜から四球と連打で二死満塁としたところで、木村が値千金の満塁弾で再逆転!
9回は守護神増田が締めて勝利!

 

 第5戦 L8-7H W:小川 S:増田 L:岩嵜
開幕からここまでずっと不動のスタメンだった西武が、6連戦の5戦目にして初めていじってくる。森と栗山は完全休養日、おかわりも負担の少ないDHで起用し、1番に今季初スタメンの鈴木将平、3番に外崎、おかわりが5番に座り前夜のヒーロー木村が6番、スパンジーが7番に回って8番には今季初スタメンマスクの岡田
先発はローテの柱として活躍を期待している松本……なのだけど、初回2回と四球のあとにHRを浴び、3回には四死球でランナーをためてからのタイムリー連打で3点を失うという、もうこれ完ぺきに負け試合だろって序盤。当然この3回でお役御免(70球)
しかし、2回にはおかわりの今季初HR、3回には新布陣で挑んだ上位打線が機能して3連打で2点、山川が歩いた後にはおかわりの犠飛でもう1点と、3回終了時点でL5-7Hという大味な展開(当然、ソフトバンク先発の和田もここで降板)
しかし4回からは、西武は宮川>平良の、ソフトバンクは高橋礼の好投で追加点を許さず
7回には前夜ニールの勝ちを消してしまった小川が登板。安定した投球で3人を切って取る
その裏、ソフトバンクは前夜の負け投手岩嵜のリベンジ戦をおぜん立て。岩嵜も二死まではスイスイと取るも、そこから連打を浴びて二死13塁で山川。ソフトバンクファンにとっては「今日もかよ!」と言いたくなる、山川の4号3ランで逆転
西武は8回ギャレット、9回増田のリレーでソフトバンク打線を抑え込み快勝(増田は二死から3塁打打たれたけど……)

 

 第6戦 L4x-3H W:増田 L泉
6連戦の最後は西武與座、ソフトバンク二保の投げ合い。西武は開幕戦と似たような布陣に戻すも、木村に代わって鈴木将平が2戦連続でスタメン
與座は初回いきなり柳田に一発を浴び、2回には連打と四球で満塁とされ、好調栗原に2点タイムリーと不安な立ち上がり。それでも3点目を失ったあとはしっかり立ち直って抑え、結局そのまま6回まで投げ切ってQS達成(99球)
西武の攻撃陣は2回に栗山のタイムリー、3回には源田の「甲斐キャノンを発射すらさせない」完ぺきな盗塁とワイルドピッチで3塁まで進み、森の二ゴロの間に生還して1点差に
しかしソフトバンクの先発二保もそこから立ち直って、4回5回は0で抑える
そして6回裏、好投の與座に報いたい西武打線は、先頭の山川が真ん中に来たツーシームをスタンドへ! これで波に乗って逆転までもっていきたかったけれど、二死12塁で代打に出た川越(プロ初打席!)が豪快な空振り三振で勝ち越せず……
その後は西武の平井、ギャレット、ソフトバンクの嘉弥真、モイネロが奮闘。両軍あわせて10連続三振という珍事を起こす(7回表一死の甲斐から8回裏一死の外崎まで)
そんな息詰まる投手戦を制したのは、同点で守護神を出した西武と、延長を見据えて守護神を温存したソフトバンクの気合の差、だったのかもしれない
ソフトバンクの泉は、ブンブン丸だと思っていた川越と外に逃げる球を投げておけばアンパイのスパンジーに見極められて四球を許し、送りバントを決めた源田に対して3塁へ送球、結果野選となって無死満塁。森にサヨナラ打を浴びて敗戦

この後半3連戦は西武の3勝。対戦成績4勝2敗として、ソフトバンク相手に勝ち越して終えることができた
この3勝はめちゃくちゃ大きいし、何より今年の西武は後ろの安定感が高い、ということを改めて示したと思う。特に日曜の3戦目は、17年に急逝した森慎二コーチの命日。そんな日に先発が好投し、中継ぎが踏ん張って試合を作り、同姓の森が決勝打を放つ。そんなドラマチックな幕切れがあっていいのだろうか……

 

次のカードは火曜からのオリックス6連戦。相手は今日までのカードでロッテ相手に6タテを食らって非常に悪い流れにあるだけに、月曜の休養日でどう変わってくるか、変えてくるかが気になるところ
8連勝で首位を快走するロッテ、2カード連続で勝ち越している楽天を捕まえるためにも、オリックスさんには悪いけれどこっちも6タテするぐらいの気持ちで行ってもらいたい
……のだけど、どうにも金子がなぁ。火曜からは川越を使ってみません?
金子は代走と守備固めでじゅうぶん以上に貢献できると思うんだよなあ。もちろん打って選んで活躍してくれるのが一番ではあるんだけど