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対ロッテ戦(10/2~4)

オリックスに負け越し、CSを狙うためにはいよいよ負け越せなくなってきた西武ですが(なお、優勝はとうの昔に諦めております)、今カードは相性のいいロッテ
……とはいえ、全体的に打線が湿っている現状で、優勝を争うロッテ相手にどこまで対抗できるかがポイントかなあ

 

 第1戦 M0-1L W:増田 S:森脇 L:澤村
先発はニールと二木。両者とも安定した投球で、ニールは7回を被安打1、二木は8回を被安打3で無失点に抑える
西武は5回に無死13塁という大チャンスを作ったけれど、後続が倒れて得点できず。ロッテも7回に3四球で二死満塁を作るも無得点と、決定的なチャンスを逃して延長戦へ
今季の延長戦は10回までなので、先攻の西武は得点できなかった時点で引き分け以下が確定してしまう……という中、先頭打者のメヒアが澤村の2球目をひっぱたいてスタンド上段へ!
その裏は森脇が初めてのセーブシチュエーションを無難にこなして、逆スミ1で勝利!

 

 第2戦 M6-3L W:唐川 S:益田 L:森脇
この日の西武はブルペンデーで、先発はギャレット。そのギャレットは2回までを安定して打ち取り、打撃陣も2回に栗山のソロHRで先制。昨日のいい流れをそのまま引き継いだような状態だったのだけど……
3回に疲労からギャレットが崩れて、回を投げ切ることなく小川にスイッチ。その小川は四球を与えたものの後続を断って無失点で切り抜けると、4回は平井が登板。ヒットは打たれたものの問題なく抑えると、5回の表には木村の2ランで追加点
ただ、3点リードになったことで保守的な継投に走ってしまったのか、平井を回またぎさせて二死を取ったところで宮川にスイッチ。これだと789の森脇平良増田に繋ぐには足りないので、当然宮川も回またぎ……が裏目に出て、6回裏に福田に3ランを浴びて同点に……
7回は予定通り森脇が登板するも、この日の森脇は制球が甘く、四球を連発した後4番安田に痛恨の3ランを浴びて終戦……

 

 第3戦 M8-1L W:美馬 L:松本
西武は初回に金子が初球をスタンドに叩き込んで、昨日の悪い流れを払しょくしたかに見えたのだけど、2回に甘く入ったストレートを福田にスタンドへ持っていかれてあっさり同点にされてしまう
その後は早打ちの西武打線は美馬に翻弄され、松本は四球連発から痛打という悪い癖が顔を出し、中継ぎ陣も悪い流れを止められず、終わってみれば美馬はわずか100球で完投勝利。5回で110球を使った松本とは、投球術の違いを見せつけた格好になってしまった……

 

ということでロッテ戦も1勝2敗で、2カード連続の負け越し。数字上の自力優勝も消滅して、それどころかAクラスも怪しくなってきた
この3連戦では全体的に打線に元気がなく、得点はすべてHR。つないで得点ができていないということは、打線として機能していないということ。これは特に外崎の不振が影響しているようにも見える。二塁手としては充分な働きをしているから外すわけにはいかない、という判断なのかもしれないけれど、ここまで打撃が底を打っているとリフレッシュのために休ませたほうがいいんじゃないだろうか、と思わざるを得ない
というか、こういうところで代えられる選手を育てなくてはいけないのだから、もう少し積極的に山野辺を起用してあげてほしいんだけどね……

対オリックス戦(9/29~10/1)

Aクラスを争う楽天をスイープして迎えるオリックス戦。ただ、最下位ではありながらも、この4カードを連続して勝ち越しているオリックスはかなりの強敵。実際、中嶋さんに代わってからは勝てていないので(4勝8敗)、3連勝の勢いをかってしっかり勝っていきたいところ

 

 第1戦 Bs3-0L W:山本 S:ディクソン L:髙橋光
前回のマッチアップ(9/8)ではこうなが完封したけれど、今回はオリックスに完封リレーを食らってしまった。とはいえこうなも6回を被安打6の3四死球で3失点。QSは達成しているので、これはもうオリックス先発の山本が素晴らしかったと言うしかない
個人的に一番のポイントになったのは2回裏、伏見のHR。これで立ち直ろうとしていたこうなの精神が崩れてしまった感覚はあった。それでもある程度の結果を残していたのは、エースとしての自覚が出てきたのかなと思えるけれど

 

 第2戦 Bs5-0L W:増井 L:浜屋
西武の先発は3連勝を目指す浜屋。対するオリックスもここ3戦を先発で投げている増井
浜屋は2回に四死球でランナーをためて、続く3回にはエラーからのHRで2点づつを失う苦しい展開。コーナーを丁寧に突くのが持ち味の浜屋だけど、それがうまくいかなければこうなってしまうのも当然というか
一方の打線は、オリックスの増井>吉田凌>山田>富山>漆原のリレーに栗山の二塁打2本のみに抑えられてしまった。とはいえ増井と吉田からは合計7つの四球をもらっているので、ぶっちゃけチャンスをまるで生かせなかったとしか言えない……

 

 第3戦 Bs6-7L W:宮川 S:増田 L:ヒギンス
先発は2か月ぶりの先発今井と、ここまでローテをしっかり守っている田嶋
その今井は、約1か月の二軍生活で何かを掴んでくれたのか、ヒットこそ打たれるものの4回まではほぼ完ぺきなピッチング。3回には源田スパンジーの連続HRで3点を先制したこともあって、今井復活勝利か!? と喜んだのだけど……
5回にヒットとエラーで一死満塁のピンチを作ってしまうと、大城の2点タイムリー(これは金子がファンブルしていたのが悪いけど……)、続くT岡田を歩かせてしまって吉田にタイムリー。さらに続くモヤはファーストゴロに取ったものの本塁突入を防げずに逆転を許してしまう
……とはいえ5回0/3を自責3(金子のエラーになってないエラーもあるので、個人的には自責2)なので、最低限の仕事はしていたと思う
続く6回は、今井が先頭を出したところで平井にスイッチ。その平井は1点を失うも自責0で切り抜けると、7回先頭の岡田の代打森が反撃のHR!
7回は宮川が危なっかしいながらも0で抑え、続く8回にはおかわりのタイムリーと山川の2ランで逆転!
8回は平良、9回は増田が締めて(増田はT岡田にソロ食らったけれど)3連敗は阻止

 

ということで好調オリックスを相手に1勝2敗。オリックスはこれで楽天>西武>ソフトバンク>日ハム>西武と5カード連続の勝ち越し。ロッテにも勝ち越せれば、その勢いは本物かなと
一方の西武は楽天を相手に3連勝したことがほぼ無駄になってしまった格好。ただ、3戦目はそれまで打てていなかった山川とおかわりに結果が出たことで、この先に希望がちょっと見えてきたかな

対楽天戦(9/25~27)

日ハムオリックスとBクラス争いをしている2チームに連続で負け越して迎えた3位楽天との3連戦。できれば勝ち越してAクラス浮上のきっかけを掴みたいのだけど、楽天は前カードでロッテを3タテ……せめて1勝はしてほしい、と悲しい願望が頭をよぎるのです。去年一昨年のチームなら普通に「楽天3タテ食らわして優勝戦線に殴り込みじゃい!」と言えたのだけど……

 

 第1戦 L5-4E W:森脇 S:増田 L:牧田
ニールと塩見の先発で始まった試合は、3回までは両先発がきっちり抑えて0行進
しかし4回にニールが二死から連打で失点すると、その裏の西武は3連打で同点に
ここで試合が締まるか? と思いきや、直後の5回にまた二死から失点……今年のニールは低めに球を集められなくてヒットコースに運ばれることがすごく多いんだよなあ。とはいえ6回3失点ぐらいでまとめるピッチャーではあるから、この失点自体は織り込み済みというか想定内なのだけど
しかし5回の裏に、楽天キラーの名をほしいままにするスパンジーとメヒアの連打で逆転に成功。続くおかわりにもタイムリーが出てリードを広げる!
これでニールが抑えてくれればいけるだろ! と思ったのもつかの間、先頭四球からの三塁打(これは外崎がバウンド処理を誤ったこともあるけれど)であっさり失点。代わった宮川も踏ん張ってくれたけど、無死3塁では失点もやむなし。同点になってしまう
同点のまま7回を迎え、森脇が3人でピシャリと抑えた裏、楽天牧田が先頭の木村に四球を出し、源田が送ってスパンジーが値千金のタイムリー! そのまま畳みかけるぞ! と思ったメヒアは併殺でショボーン……
それでも、8回は平良、9回は増田で楽天打線を抑えて勝利! 初戦を取ったのもロッテ戦以来3カードぶり!

 

 第2戦 L5-1E W:森脇 L:酒居
この日の先発はノリンと石橋。ノリンは初回をわずか8球で抑えて上々の立ち上がり。石橋も源田にヒットは打たれたものの後続を断って0で始める
ノリンは西武ドーム初先発。どこまでいってくれるかな……と思ったところで、まさかの左腕の張りによる降板……急遽中塚が2回のマウンドへ
その中塚は、やはり準備不足が響いて失点を喫してしまう。でも、1点を取られてなお一死13塁というピンチを切り抜けて3回も続投、こちらは無失点で後続のピッチャーに準備する時間を与えてくれたのは素晴らしかった。個人的にはこの日のMVPです
西武はそのあと小川、國場、宮川、森脇、平良、ギャレットと合計8人のリレーで楽天打線を抑えてくれた
打線も4回に暴投で同点に追いつき、7回には源田の2点タイムリスリーベースとスパンジーのタイムリーで3点を追加、8回には外崎森金子の3連打で1点を追加して盤石の体制。外崎はこのヒットが31打席ぶりと、ようやく不振から脱するチャンスを得たかな? といったところ
ノリンの緊急降板でブルペンデーみたいになってしまったけれど、抑えの増田を温存できたのは、翌日を考えればプラスだったかな

 

 第3戦 L6-2E W:松本 L:瀧中
楽天先発の瀧中はHonda鈴鹿から今年入団したルーキー。西武には同じくHonda鈴鹿から入団した柘植というキャッチャーがいるので、個人的には両者が対戦するところを観たかった……けれど、西武の捕手は岡田でした。ちょっと残念w
試合は、西武が初回に1点、2回と3回に2点を奪って瀧中をKO。ただ楽天も4回にロメロ、7回には小深田のソロHRでじわじわと追い上げていた……ところに、7回裏にメヒア栗山のツーベース連発で勝負アリ
松本は6回時点で100球を超えていたけど、辻さんのプレッシャーもあり(?)7回も続投、7回2失点のHQSで9月は負けなしの3連勝。8回は平良、9回はセーブシチュエーションではないけれど増田が投げて、今季初となる3連戦を3連勝!

 

ということで、去年から苦手にしていた楽天を相手にスイープ成功! 4位に浮上した上に3位楽天とのゲーム差を1.5に縮め、借金も2まできた!
……のだけど、今年の西武は「連勝したぶん連敗する」流れなので、火曜からのオリックス3連戦を勝ち越していけるかどうかがポイントです……というか、この後の全カードを勝ち越していくぐらいじゃないとCS圏内は絶望なわけで、もうひと踏ん張りお願いします!

対日本ハム戦(9/22~24)

今季、日ハムにはここまで5勝10敗とダブルスコアで負け越している苦手な相手。首位ソフトバンクとは6勝8敗、2位ロッテには11勝6敗、3位楽天とは6勝7敗分なので、日ハムにもう少しいい勝負で行けていれば、5割程度の成績なのだけど……これも勝負のアヤってやつなのかなあ……

 

 第1戦 L1-5F W:上沢 L:髙橋
先発のこうなが、初回2回と2ランを浴びていきなり4点ビハインドからのスタート。こう言っては何だけど、この日のこうなは球が真ん中付近に集まってしまっていた
こうなは結局4回途中5失点でKO。後を任された小川、十亀、中塚、田村は4人で被安打1と安定していたけれど(十亀が3四球、中塚が2四球だったけど)、打線が上沢相手に散発6安打の1得点では勝てないよね……

 

 第2戦 L6-5F W:浜屋 S:増田 L:バーヘイゲン
先発2戦目の浜屋は、初回から制球に苦しんでいた。初回こそ先頭の四球をうまく抑えたけれど、2回には四球>ヒット>四球>ヒットで塁を埋めて失点する最悪のパターンに陥って3失点……だったのだけど、そのあとは立ち直って6回先頭の中田翔にHRを打たれるまではしっかり抑えていた。結果6回途中で4失点だったのだけど、打線が4回に4点5回に2点を取ってくれたので、勝ち投手の権利を持ったまま降板
しかし、代わった宮川がピリっとせず1点差に詰め寄られてしまい、以後は打線も沈黙して終盤の投手戦に
7回は森脇が1安打、8回は平良が1死球、9回は増田が1安打1四球とそれぞれランナーを出したものの、無失点で切り抜けて薄氷の勝利……

 

 第3戦 L2-12F W:上原 L:伊藤
先発の伊藤翔はストレートは抜けるかひっかけるか、スライダーは曲がりすぎ、カーブは安定しないと、捕手からしてみれば「どうリードせいちゅーねん」という状態
案の定2回に1点3回に2点を奪われ、この日も苦しい展開
そんな中でも3回の裏には相手のエラーで1点を取り、なおも一死満塁のチャンスを作るも追加点はならず
4回にも1失点して、その裏におかわりさんの本拠地200号で再び追い上げムードを作るも後続が続けず……
結局、初回と9回以外は毎回失点、投手陣で失点しなかったのは4回途中から登板した小川と9回の中塚だけというひどい状態で、終わってみれば20安打12失点の大敗
その上5回の守備で金子が膝を強打して交代、9回には山川が(また)空振りの際にバランスを崩して右足を捻ってしまう……踏んだり蹴ったりとはこのことか

 

ということで、対日ハム3連戦は1勝2敗。今季の相性の悪さがありありと出てしまったし、負傷で離脱していたおかわりと木村が戻ってきてくれたと思ったら金子と山川が離脱しそうになってもう……
一応まだ自力優勝の目はあるらしいのだけど、正直なところ今季は勝率5割を目指してくださいぐらいの状態だよね……
応援してるファン以上に選手が辛いとは思うけど、まだあと40試合程度あるわけだし、怪我をしないようにがんばってもらいたいものです、本当に……

対オリックス戦(9/18~20)

オリックスとの今季対戦成績は7勝7敗1分。実はオリックスソフトバンクとロッテにあほほど負け越しているだけで、他の3チームとは互角の勝負をしているんです
つまり、オリックスをお客さんにしないと上には行けない、ともいえるわけで……

 

 第1戦 Bs8-2L W:山岡 L:ニール
正直に言って、今季のニールはいまいちピリっとしない。不敗神話が途切れた今はもちろん、シーズン当初から球が高めに浮いていて、生命線である低めのコースの出し入れがうまくできていない。代わりにチェンジアップの落ち方が鋭くなって三振を取れているのだけど……
で、そのニール。初回は3人で終えたものの、2回にHRを含む6連打で一挙に5点を失う。直後に金子の2ランで3点差に追い上げたけれど、その裏にもう1点……結局3回被安打9の6失点でKO
4回は小川が2失点して勝負は決まったけれど、567回は田村がピンチを招くも無失点、8回は今季初登板の中塚が三者凡退で切って取って、ボロ負けの中にもちょっと光明が見えたかんじ
打線も、本人的には納得できてなかっただろうけれども、森が2安打していたのでそこはよかったかな。逆に栗山さんが4タコ2三振だったのがちょっと心配……

 

 第2戦 Bs6-3L W:山崎福 L:ノリン
前回登板ではいまいちだったノリンだけど、この日はそこそこ安定した投球を見せてくれていた……のだけど、6回に連続四球でピンチを作って降板、後を任された宮川が打たれて5回1/3を4失点という結果に
その後も柘植のまずいバントミス(ど真ん中なのにバットを引いてしまって、飛び出していた山川が捕手からの牽制でアウトになってしまった)からの併殺とか、セーフティぎみの送りバントを呉が悪送球して失点とか、攻めも守りもチグハグ……
唯一の救いは、最終回に栗山の2ランが出てくれたこと。四球は取れていたけど、そこまでチャンスで凡退していたりと結果が出ていなかっただけに、翌日に向けていいきっかけになったのではないだろうか、と

 

 第3戦 Bs4-5L W:森脇 S:増田 L:吉田凌
西武先発の松本は、初回二死からHRを浴びたのを皮切りに、3回には連打で、4回5回にはソロHRでポロポロと失点していく。決して球は悪くないと思うのだけど、甘く入ったところをしっかりと振り切られてしまっている
打線も5回まではアルバースを相手にあと1本が出ない展開だったのだけど、6回に山川の2ランで追い上げ開始! ……といきたかったけれどそのあとは畳みかけられず
しかし8回、山川のヒットのあと連続四球で二死ながら満塁のチャンスを作ると、7回から出場していた森が走者一掃のツーベースで逆転!
マスクをかぶった7回から0で続けたこともあって、久しぶりに「捕手・森」としてヒーローインタビューに登場できてました。これをきっかけに調子戻してくれるといいのだけど……

 

そんなわけで、オリックスとの天保山は1勝2敗で負け越し。ただ、3タテくらわされなかっただけマシなのかな、という状態ではあったなあ
ここまでずっと西武打線を牽引してくれていた栗山にも疲れが見えるし、メヒアもやや不調の流れに入ってきている
下で調整中のおかわりもまだまだっぽいし、救いは木村が上がってこられそうなことぐらいかな。やはりしっかり守れる外野が足りてないと、代打や代走の手が打ちにくいし

対ロッテ戦(9/15~17)

ソフトバンクに連続カード勝ち越しを止められたものの、どうにかスイープは避けて戻ってきた西武ドーム。今度は2位のロッテとの対戦。ソフトバンクの独走を止めたいからロッテには勝ってほしいけれど、こっちも上に行きたいので上位チームとの対戦で勝ち越したい、というジレンマ。素直にソフトバンクに勝てればいいのだけどね……

 

 第1戦 L4-3M W:小川 S:増田 L:ハーマン
西武は髙橋、ロッテは石川の投げ合い。こうなは前回前々回と無失点ピッチングですっかりエースの風格も出てきたけれど、相手の石川も好投手。いかに先制点を取るかが勝負の分かれ目だったのだけど、2回に四球からの連続長打でロッテが2点を先制。5回にも四球で出したランナーを進めての失点と、致命的ではないにしても苦しい展開に
ロッテの石川は初回こそピンチを背負うも、その後は安定感抜群の投球で6回までスイスイ
しかし7回、高木のソロで反撃の狼煙を上げると、続く8回には代打森の2塁打と金子のヒットで1点差に追い上げると、代わったハーマンからスパンジーが値千金の逆転弾!
8回を3人で切って取った小川に勝ちがついたのはこの日の出来を考えれば当然だし、こうなも不用意な四球は禁物ってことを改めて身に染みたと思うので、収穫の多い勝利でした

 

 第2戦 L3-1M W:浜屋 S:増田 L:小島
シーズン序盤は中継ぎで登板していた浜屋のプロ初先発試合。初回に栗山のソロで幸先よく先制したものの、その後は両投手の頑張りで0が並ぶ
5回裏、外崎のタイムリーで待望の追加点を挙げ、源田のラン&ヒットで一死13塁、バッターはここまで2の2の栗山……というところでまさかのディレードWスチール!
結果としては失敗して本塁憤死となってしまったけれど、二死2塁から栗山のタイムリーが出て悪い流れを押し流してくれた
6回には金子のチャレンジが失敗して出してしまった2塁ランナーを返されて1点を失うも、浜屋は6回92球、被安打4の1失点、四死球0のQSを達成。中継ぎ待機の時から少しフォームを修正していたのかな、軸足に体重がしっかり乗っていて、力強いボールを投げ込めていた(逆に言うと、中継ぎのときは「全力でいかなきゃ」と思いすぎて前がかりになっていたのかも)
その後は勝ちパターンに昇格した森脇、不調を脱した平良、守護神増田がきっちり3人づつで仕留めて連勝! 浜屋にプロ初勝利、柘植とのルーキーバッテリーでの勝利は西武史上で初めてらしいですよ!

 

 第3戦 L1-8M W:岩下 L:内海
内海の本拠地初勝利を目指した2回目のチャレンジ……だったんだけど、2回に森の連続エラーで失点してしまい、スクイズまで決められて先制されてしまう……
その後も悪いなりに内海は踏ん張ってくれたんだけど、いかんせん打線が岩下の前に沈黙。西武は代わった投手も失点する悪循環で、8回を終えて0-8の一方的な展開
それでも、岩下投手の完封&完投を阻止するタイムリーが9回に出たことをポジティブに捉えるべきか……
内海は西武ドームのマウンドが合ってないのか、全体的に制球ができてなかった印象。それでも失点4(自責2)でいけたのはさすがベテランだなあと思ったけれど、ともあれ中6日はやっぱり難しいのかなあ。前回も大量得点していたから目立たなかったけど、4回4失点だったわけだし……

 

とはいえ、2位のロッテ相手に2勝1敗の勝ち越しできたことはプラス要素だと思う
思うんだけど、3戦目の負け方がちょっとよくないかんじだったので(先制点がエラーってのがなおさらね……)、これを引きずらないようにしたいところ
金曜からは敵地でオリックスとの3連戦……というか他のチームもそうなんだろうけど、3連戦3連戦で移動ゲームはきついね……
森と山川の不調がかなり深刻なので、そこをどうしていくのか、辻さんの手腕が問われるね。といってもけが人続出で打てる手も限られちゃうんだけど……

対ソフトバンク戦(9/11~13)

三連覇はともかく、CSへの望みを繋ぐためにこのソフトバンク戦は非常に重要な戦い。ここでできれば勝ち越し、うっかりスイープなんかしてくれれば、まだいけると思える
逆にうっかりスイープされようものなら、もう今年はBクラス確定だね……

 

 第1戦 H4-2L W:ムーア S:森 L:ニール
ニールは7回3失点としっかり試合を作ったけれど、打線がソフトバンク投手陣相手にほぼ完璧に抑えられてしまう。西武の安打数は3。メヒアの2ランが唯一の得点で、ヒットを打ったのはメヒアとスパンジーのみ。まあこれじゃ勝てないよね……
ただ、メヒアもスパンジーも好調を維持してくれているし、もう少し……というかんじではあるのだけど

 

 第2戦 H8-4L W:武田 L:ノリン
西武先発のノリンは2回と3回に失点。特に3回には一挙6点を失ってしまう。これはツイてないヒットが出たこともそうなんだけど、ファーストゴロに対してノリンがベースカバーに行っていなかったのが大きい。極めつけはイライラしていたところへの3ラン。ノリンは様々なフォームなんかで打者を幻惑するタイプだけど、ランナーが出るとバリエーションが減ってしまうし、元々の球質が軽いんだろうなあ……
打撃陣は、栗山山川のアベックアーチ(山川はこれで150号!)、高木のプロ初HRとポジティブ要素が多かったけれど、やっぱり3回の6失点が大きすぎた……
8回には守備陣のスキをついてメヒアが2ランタッチアップを仕掛けるも、リクエストでアウトに。映像見る限りではタッチできていなかったように見えたし、明白な証拠がなければ判定通りというのがルールなのに、長々と協議した結果アウトだったので不満はたまりまくりです。まあ、これが成功していたとしても負けは負けなんだけど……

 

 第3戦 H0-1L W:松本 S:増田 L:石川
敵地でのスミ1とかいつ以来だ……? 試合は外崎の初回先頭打者弾を守り切っての勝利
先発松本は三者凡退が一度だけではありながら、ソフトバンク打線に対して決定的な一打を許さず、7回を121球、被安打7四死球2の無失点で切り抜ける
8回は平良がこの試合2回目の三者凡退で完全に調子を取り戻し、9回は守護神増田へ……
だったのだけど、先頭にヒットを許し、ピンチバンターとして出てきた高谷選手に死球を当て(バット引いてなかったしストライクじゃないの? とは思ったが)、甲斐選手にきっちり送られて一死23塁という一打サヨナラのピンチを招いてしまう
しかし、代打川島を渾身のストレートで三振に取り、牧原には痛烈な当たりを三塁線に放たれるものの、サード呉がスーパーキャッチ! 冷や冷やモノながらも切り抜けて松本の3勝目をアシスト

松本もこの試合で防御率を3点台に落としたし、こうなとあわせてエースへの道を着々と進んでいると感じられるね
ただ、打線は完投した石川投手に4安打。3塁を踏んだのはHRを打った外崎だけという体たらく……勝ったからいいようなものの

 

そんなわけで敵地での3連戦は1勝2敗。5カードぶりの負け越しで三連覇は絶望。2位も厳しい状況になったのかな
さらに間の悪いことに、2戦目の前にスパンジーが右の内転筋に違和感が出たということで欠場。3戦目も出ずにケアにつとめているとは思うのだけど、ここで悪化して抹消となってしまうと、ぶっちゃけAクラスすら絶望になってしまう……
あとは、森がマスクを被った2戦は負けて、岡田がマスクの3戦目で勝利というのも、森にとってはかなり辛いんじゃないかと思う
敗戦は森の責任ばかりではないとはいえ、今年前半の6連戦をほぼ出ずっぱりだったことが今になってダメージになっていると感じる。配球面もそうだし、疲労蓄積による打撃の低調もそうだし
今年は例年になく怪我人も出ているし、終盤戦に向けて何とか戦力を整備していってもらいたいけど、どうなのかなあ……おかわりさんの復帰が待たれます